新薬師寺 千体毘沙門天像　木彫小像 室町期

室町期、奈良の新薬師寺には千体に及ぶ毘沙門天小像が安置されていたことが伝わります。これらは同寺の復興にも関わったとされる自然居士の作と伝えられ、その一部は現在も本堂北側の厨子に遺されています。
本品は、その千体毘沙門天像の「中型」にあたる一体で、素朴ながらも引き締まった造形を備え、長い歳月を経た木地の風合いとともに往時の信仰の空気を今に伝えるものです。

同類の「大型像」は、久野健著『古仏礼賛』（毎日新聞社刊）に掲載されており、新薬師寺伝来の千体毘沙門天像として紹介されています。参考として該当部分のコピーをお付けいたします。

【サイズ】
本体　高さ：約19.2cm　幅：約5.6cm　奥行：約2.9cm
台座含む高さ：約21.3cm

【付属品】
・古材の飾り台
・『古仏礼賛』掲載ページコピー

【注意事項】
・時代を経た品につき、全体に摩耗・彩色の剥落・欠けなどがあります。写真をご確認のうえ、ご理解ある方のみご入札ください。
・真贋については当方では保証いたしかねます。
・ノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。